産みの親は某メーカーであった。そもそも高断熱住宅では全館空調が理想的な住環境を提供できる技術として知られており、各住宅設備メーカーはこぞって開発を行いました。
もちろん某メーカーでは「気調システム」として以前は、全館空調を取り扱っていました。今は熱交換換気システムとして主に換気を担う製品として販売されています。デンソー、日立やアズビル等の製品があり、各プレハブメーカーで利用されております。
さて、こうした一般的な全館空調システムでは、住宅設備機器として開発されていますので、建物に後付けする技術として設計されています。価格も250万~300万円かかります。
施工性を優先すると、送風用のダクトの経は細い程、仕事がしやすい為に、直径が5㎝か、8㎝程度が多く用いられています。送風量が限られていることとなり、広い部屋の温度コントロールの為には、温度差の大きな高温・低温の空気を吹き出して、冷暖房することになります。
夏の冷房病などはこの温度差が大きな為に起きる体のストレスから来るものなのです。
◎「マッハシステムのダクトは直径15㎝もある」
アイ・ホームのマッハシステムでは、送風ダクトに15㎝(150φ)を利用します。大風量の実現で、小温度差空調を可能とした技術がマッハシステムと申せます。
例 ◎ 15㎝のダクトの断面積は5㎝の9倍以上となります。
◎ 15㎝のダクトの断面積は8㎝の3.5倍以上となります。
◎10年たつと、配管内にカビ
細い5㎝や8㎝のダクトを用いる従来の設備メーカーの全館空調では、温度差の大きな空調が少ない風量で行われるため、ダクト内に結露やカビが発生しやすく、後日、設備の交換や高額なメンテナンスが必要となってしまいます。
マッハシステムでは温度差が最大でも3℃、一般的な連続利用では、1℃~2℃程度の温度差の空気がダクトを大風量で通過する為、結露は発生しません。
そのようなわけで、
マッハシステムでは、パッケージ型の高額な全館空調システムの欠点を解消する工法として、某メーカー必要とした技術を確立できたことになりました。
但し、結果としてエアコンは一軒の家で1台か2台しか必要としない現実に某メーカーは売上向上の経営的なメリットがないとの判断になったようです。
FHアライアンスの廣石会長は当時某メーカーの空調事業部にいた人で、彼こそがマッハシステムの第一号の家を自らの家を建てて実証した人なのであります。由緒正しき出自であるマッハシステムの秘話とは何あろう、天下のA様由来の技術であったということです。
尚、マッハシステム工法を実現できたもう一つのポイントは、送風用のファンが消費エネルギーの少ない某メーカーのDCファンであることで確立された技術でもあるのですが。
以上