このタイトルを知っている方はラジオを良く聞かれているということでしょう。もう7~8年程も前になるのでしょうか、この番組の誕生に係わった方は元MRTの石井伸雄氏、ピースプランニングの西山正浩氏両名である。
或日、2人が来社されて「何か世の中が明るくなるような番組を作りたい」とのことであった。
当時も、今も暗い話や危機をあおる話がどうしても人々の耳目を集める傾向にある。ラジオには世に呼びかける力があり、この力を働かせたいとの思いで番組に何か良いタイトル名を付けたいとのことであった。お2人の笑顔が今懐かしく思い出されます。
私は「宮崎ホットタイム」は如何かと提案した。ホットは、「ほっと」と「Hot」の洒落で軽いノリもあって、聞いた人もこの洒落にすぐ気付かれるだろうと思った。
そのようなご縁で、番組誕生以来、広告スポンサーとして応援していたのですが、この度「介護」をテーマにした新番組をスタートさせたいとの話があり、こちらの応援に切り代えさせていただきました。
「無常迅速」とは正法眼蔵随聞記にある、歳月は人を待たずという言葉で、今日、車の中で「宮崎ホットタイム」を耳にして、こうした一連のことに思いが広がっていったことでした。
番組の起案者の中で、そうして相談にあずかった私を含めて最も若かったはずの西山氏はご病気で数年前に他界されております。
こうして「宮崎ホットタイム」のタイトル名を耳にする時、感慨無量の思いが湧き起こり、次は「お前の番だよ」と言われているような気がしてなりません。それでも「宮崎ホットタイム」この番組が続いているうちは故里宮崎はまだまだ大丈夫かな…と思います。