人はどんな小さな変化でも、事、身近な生命現象については感度が高くなるようです。
先日、友人でもある散髪屋さんで話をしていると、 これも幼な友達のA君が、奥様に車で送られて散髪にやって来たとのとこ。
A君はやっと歩ける様子で、歩けば10分程度の距離にある自宅まで、とても自分の足ではムリだろうと、散髪屋さんの店主兼使用人のワン・オペ店長は、車で自宅まで送って行ったとのこと。
そのA君は、先頃、他界してしまったのでした。
私達の団痕の世代は人口が多く、身近に同級生も沢山住んでいました。散髪の間、2人してそれぞれ数え上げると、なんと、もう8人もの同級生があの世に逝っていました。
白髪になることが嫌で、髪を黒く染めた頃から、老いを受け入れて白髪に戻しても、新たに生えて来た黒髪に、「オオ!」と感動している「悟れない私」。
散髪屋さんに車で送ってもらうには、30分もかかる所に住んでいる私。
「どちらも元気でいようね。」と話したひと時でした。
ちなみに、「お前は髪があるだけマシだ!俺は染める前にハゲたと、適期さえもなかったようです。