ハザードマップで津波被害予測の波の表記が出ていた低地を、3m程も土盛りして宅地造成が行われている現場を見ました。
以前の土地の売却相談に来られた方から情報をいただいていたので気になっていた場所です。埋め立て前の整地などなしで、大型ダンプが続々と土を運んでいます。周囲からの人の出入りが少ない場所ですから、以前そこがどんな場所だったかは分からない訳で、仮にその場所で新築される方は、地盤の地耐力調査を行ってから、必要な地盤改良を行って後、着工されることをおすすめします。
元々低湿地ですから、土石流は心配ありませんが、堤防の隣地であり、かつ、周囲の排水路が造成地に添って流れる該当地は、大雨の浸水など想定しておかなければなりません。
「転ばぬ先の杖」とも言いますが、新築計画では、土地決定前によくよく考慮されることをおすすめ致します。
「熱海土石流に学ぶ1」の記事はこちら