訪問業者による被害が多いのは、家の外から見て営業時期がわかることで理由付けがしやすいことです。
「ご近所で工事があるものですから、そろそろいかがですか。」とか、
「どちらで工事をされましたか?実は私もその会社で働いていましたが、独立して塗装の会社を始めました。」などとの糸口から営業を行います。
昔、台風などで甚大な屋根被害などが発生したことがありましたが、この時は外から見える被害をネタに訪問営業を行う俄(にわか)業社が多数発生しました。この時の経験を活かして、この頃増えているのが悪徳塗装業者です。
高齢の営業マンの多くは、28年程前の台風時の屋根営業経験者となります。
若い訪問業者の方は、ネット等でも原価の見えずらい塗装業で「安さ」や「長期保証」を謳(ウタ)うタイプです。
一般的に10年~15年が塗装の寿命です。30年という長期保証は、メーカーでも出来ません。
アイ・ホームでは、日本ペイントなど塗料メーカーの保証付で、塗装を承(うけたまわ)っております。
外壁塗装時に大切なコーキングの打ち替えなど、一般的な5~8年の耐久性のものではなく、15年保証のコーキングを使用して行いますが、これは大切なポイントとなります。
実は、私共のOB施主様より、「一月も経たずして、屋根の塗装がはがれた。」とのクレームを伺い、訪問業者によるとんでもないことが広がっていると思いましたのでご報告致します。
なお、「アスベストが使用された屋根材だから塗装がはげた。」と、業者の説明だったとのこと。
その屋根材には、アスベストは使用されておらず、アスベストと塗装のハガレの因果関係はまず関係はありませんでしたので,さっそく「アスベストは心配いりません。」と、ご報告致しました。
このような事例ですが、訪問営業業者に頼んでしまったのだがどうしたら良いかと、相談がありましたのでご案内した次第です。