快適の価値
先日の季節はずれの大雪で四国では大変な被害が出ました。
電気が来ないことで、寒さの中、死者まで出してしまった。
家に人が住んでいたにもかかわらず。
これは住宅の基本性能が低すぎるから起こった事故とも言えます。
断熱と気密がしっかりと出来た家であれば、たとえ電気が来なくても室内が外気と同じように寒くなることはありません。
江戸時代の家より寒い複層アルミサッシ
昔、日本家屋は通常板戸である雨戸が一番外側にあり、縁側の内側に障子があった。檜や杉の断熱性能はアルミの1000倍以上。
障子はU値2.6程度とのこと。これが二重になっていれば、空気層12mmのアルミ複層のU値は一般的に2.9程度なので、冬場、今のアルミ複合サッシの家の方が窓辺は寒いのです。むろん住まいの気密性は現代の家の方がよいはずですが、どこかで科学的に測定してみると驚きの結果が出るのではないでしょうか。