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全館空調と全室(各室)空調の違い

 空調方式に大きな違い

アイ・ホームの全館空調マッハシステムは、ご覧のように建物全体が天井裏から2階、1階の各室内、クローク、床下まで快適温湿度にコントロールされている。

※冬の晴天でエアコンストップ

太陽光のみで集熱。十分に暖かくなっています。

室内の空気はDCファンで全室循環。

南側の暖かな空気で北側の部屋を暖めています。

※床下の全面に断熱材を敷設すれば、24℃となります。地下水位の高くなる高台近くの低地では、夏場床下のコンクリートが地下水で冷やされますので、床下全面に断熱材を敷設します。

この冷やされたコンクリートの床に、空気中の水分が結露して水が溜ったりします。

これを避けるために基礎の床全面に断熱材を敷設して結露の発生をふせぎます。地下水位の低いところは、 断熱材は基礎外周と立ち上がり基礎の外周から、約90㎝程度を敷設することになります。

 これは、アイ・ホームのマッハシステムがこれまでの全館空調とは全く異なる大風量小温度差空調による空気入れ替え方式で冷暖房している空調だということです。

マッハシステムは、快適室温に近い、±2℃程度の冷暖房効果をもたらす空気を、ダクトで確実に大量に搬送することで、目的とする居室の空気を強制的に入れ替えてしまいます。

 

これは、流れるプールの水温が、どこでも同じ水温になるのと同じ原理となります。そもそも、この方式がこれまでにない空調方式として特許が認められた源泉で、大風量小温度差空調という方式になります。

一番よくわかるのは、エアコンの設定温度です。

一般的な家、40坪程度であれば、一台のエアコンで室温をコントロールできるマッハシステムですが、暖房時のエアコンの設定温度が22℃であったり、23℃といった低い温度で運用されることが多いことです。

注意すべきは、窓面積が広かったり、外壁面積の多いコの字プランは、外気温の影響を受けやすく、この場合は、エアコンの設定温度は高くしなければならなくなります。

それでも、大風量で快適温湿度の空気を入れ替え続けていますので、「人」は全身で、この快適温湿度空気に包まれることになります。

 結果として、床、壁、天井の表面温度が、ほぼ同じ温度であることが、快適な空気環境を実現している何よりの証拠となります。

温度差のない快適な温湿度空間を合理的に実現できる工法がマッハシステムなのです。

「吹き抜きの部屋は寒い」などということはなく、吹き抜きの高い天井も、その下の床も壁も24℃~25℃近房の快適ゾーンに揃えることができる空調がマッハシステムです。

 マッハシステム以外の全室暖房は、温泉掛け流し方式と言えます。熱源となる空気吹き出し温度が高めです。なぜなら、混合して暖房にもちいるエアコンの暖気の風量が少ないので、結果として温度差が大きくないと、全室の室温を温めてコントロールすることが出来ません。

温泉掛け流し方式と言えば、おわかり戴けるかと思います。よって、室内の場所によって温度ムラが生じます。

源泉に近い給湯近房は熱いぐらい、

少し遠い所は適温、遠い所はぬるま湯となっているのが、温泉掛け流しの湯槽です。結果として、廊下や玄関など、特に玄関に一歩は入った瞬間の冬場の暖かさは、マッハシステムの特徴ですが、その他の全室暖房(各室暖房)では、玄関部分等は寒くリビングが玄関側の冷気で、冷えないように冷気を止める「リビングドア」が必須となっています。

マッハシステムのプランでは、リビングドアがないことの方が当り前となっています。

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