宿泊体験をされた方から、就寝中にかすかではあるが
「2時間程度の間隔で、焦げ臭い匂いがしたのは何故だろう」
との質問がありました。
ご回答に時間を要しましたこと、誠に申し訳ございませんでした。それでは、調査の結果をご報告申し上げます。
①先例のない事案であった為、現場の調査を実施致しましたが、マッハシステムの構成機器には異常ありませんでした。
①外部要因も調査致しましたが、特別な原因と思われることもありませんでした。
以上の事例を調査の上、私田村からFHAの廣石会長に問い合わせたところ、次の回答を得ました。
「エアコンの稼働過程の中で起きる一般的な現象」とのこと。但し、マッハシステムのような広範な空間(全館空調)では、これまで今回のような観察報告は事例がないとのことでした。理由は「焦げ臭い匂い」は極めて短時間で、発生するガス(埃などを含む氷がエアコンの内部で、暖房用のガスでパイプが50℃~60℃へ熱せられる過程で溶かされ水となり蒸気となって飛散するもの)は少量であることから実験室等での狭い空間で体験されることはあっても、マッハシステムでは導入された外気や、室内の循環空気と混合された空調ユニット内の空気の一部としてお休みの寝室へ送風された空気は、希釈されており一般的には異臭として感知することはないとのことでした。
今回は、空調ユニット内で混合、希釈されてはいますが、ダクト搬送された空気が、短時間で送達する近距離であったことなど、気流がたまたま匂いを運んだものと思われます。