宮崎県の資料によると、2019年度、本県への移住者は558世帯で、13年前に比較すると約14倍に増えている。
このところのコロナ禍で自然・豊かな宮崎に更に多くの人々が移住してくるように思われる。現実に、北海道から宮崎市に移住される方や、東京から川南に移住される方々から移住後のお住まい造りのお手伝いをさせて頂いています。
様々な動機で移住されていますが、中には宮崎の農業に参入される若い方もおられます。
農地の値段は無い?
機会があり、高鍋町の某地域で、宅地と農地の調査をしたところ、就農者が高齢化し、若者は都会に出てしまうため、離農が相次いでいるという。60代以上の就農者が大半で、近いうちに誰も農業をしなくなると嘆く声を聞いた。農地は貸しても対価を得ることは考えず、一ツ瀬畑灌(かん)水の利用代を負担するだけで、ほぼ無料で利用できる状態だという。
農地利用が水利用代だけとなれば、これから農業を始められる方にとって大きなチャンスなのではないでしょうか。
農地の実売買価格は?
330坪(1反)で、20万~40万だとのこと。それも一団の土地として、広く平坦な農地ならば、機械の利用がしやすいとのことで、たまに取引がある程度だとのことです。
「五反百姓出ず入らず」という言葉がありますが、自給自足が可能で、「金が残りもせず、借金もせず、また他人の手も使わず内輪の手で足り、恰度(ほとんど)とんとんの経営であるという意味」です。
老後が心配なら宮崎で!
昔から時給自足のできる、五反(1500坪)の農地を「タダ」で耕作し、水代だけは必要ですが、充分生活できるとしたら。仮に購入しても200万円もあれば五反の農地を取得できます。しかも、貯金は使ったらすぐに無くなりますが、畑は耕せば恵みを生み出します。中古農機は今やいくらでも手に入ります。体を使えば健康にもなれます。
若者よ、農地を買って老後に備えよう。年寄としては今の若い人に、汗して働く喜びを知ってほしいところです。