生活する場所として、都市中心部にマンションが供給され続けている。未来は50年後だとすると、ビルの耐用年数は60年と言われています。
内装・外装・配管・エレベーター・電気・ガス・水道設備は修繕しなければ住み続けられません。
問題を整理
- 管理費、修繕費の滞納問題も入居者にはリスクです。払えなくなる入居者が出て来ると大変です。
- 入居者死亡の場合、相続人不在、相続放棄となれば、ビルを支える入居者の数が減少します。残された入居者の負担は増加します。
- 建て替え時期の50年後は過疎化が進行し、地価も下落し、高層化による増床メリットも無く、高額の解体費用、維持管理費用の増大は年々益すばかり。
- ババを引くのは残されたビルの入居者と、日本国ということになりそうです。スラム化や孤独死の恐れから、ゴーストタウンの象徴となるやもしれません。
未来のマンションでは
- あらかじめ解体費を国に供託する。
- 相続時にマンションの所有権は強制的に相続される。相続放棄することはできない。
といった法的な改正がなされるかもしれない。