展示会の会場に施主様がご来場され「この暑さでマッハシステムが本当に効くのだろうか」と心配だったとのこと。しっかり、温度コントロールが出来ていました。
驚く程コントロールが効いていたのですが、じっくりと観察して、
なる程、原因がありました。
庇が長く出ていること
南側の庇が長く出ていることで、夏の日差しが室内に入らない。南側に1m程の日影が出来て、地面からの夏の照り返し、輻射熱を防いでくれていました。
南面する庭が芝生
南面する庭は隣地のワンチャンのドッグランとなっていて、芝生が植えてありました。芝は地中の水分を吸収して蒸散しますので、表面温度が砂やセメントのように高温になりません。
南側の家の影が伸びて
昼過ぎから、南西に建てられた隣家の影が、南面の庭に伸びて大きな影を作ります。輻射熱が西日で増す時間帯には、ここが日影となり、午前中より涼しくなります。
夏は窓からの輻射熱が70%以上室内に影響
南側の掃き出し窓に影響する太陽熱の輻射熱が先のような条件により、見事にクリアしてこれまでにない、家を取りまく環境要因を上手に取り入れた建築計画が夏を涼しくする性能を効果的に倍増してくれたことになります。
なんと、エアコンの設定した温度にプラス1~0.5℃が室温
5.4Kwのエアコンは20畳タイプですが、35坪、約70畳の家全体を快適温度にコントロールできていました。
午前中は東側の家が太陽熱を遮蔽
更に西側の家の影が西日をカット
宮崎でも利便に富んだ住宅地、東側にも西側にも真新しい家が建っていました。この家の影が午後は展示住宅に伸びて来ます。この日影効果も涼しさの有効ポイントとなっているようでした。
以上、これ程、冷房効果を高める立地を選んだ家はなかなか今後も出ないような気がします。だからタイトル通り「夏の暑さ対策一番の家」と言えます。もちろん、お施主様は「涼しい家」であることを確認され、安心しておられたようです。
隣は西日が暑いので