町並保存区域とデザイン
アイ・ホームでは設計に当たり様々な目標を整理する中で、「歴史的町並みへの配慮を大切にしたい」との思いで、落着きと和風モダンを具体化する設計となりました。 日南ではこれまでの古い建物を改築するに当り外観を町並に似合うものとすることを条件に改築費の80%の補助金が出されているとのこと。 当該SE構法の家は歴史的町並を保存する地域の隣接地にあり、お施主様としてもこうした取り組みに賛意をお持ちであったので、当社のデザインをご採用戴けたのではないかと完成後に思った次第です。
機能とデザイン
まず外観ですが、太陽光発電を考慮する時、あのプレートが美感を損なうため、瓦の形状のものが採用となりました。
落ちついた黒の陶器瓦と一体感のあるすっきりとした仕上がりは間違いのない選択だったと、この家づくりに携わったもの誰でも納得するものとなりました。
デザインでSE構法を選択
更に外観で大切にしたことは、平屋としての落ち着きです。
軒を深く取り、昔の家のように広い間口から自然と一体感を楽しめる掃き出しの4連の硝子窓。4連を2ヶ所設けましたが、耐震強度を担保するための工法選択でSE構法としました。 これにより、耐震性能は最高等級でありながら、壁の少ない開放的な南面が実現されました。
一級建築士:馴松 裕規
私は以前大手プレハブメーカーの設計課長として仕事をしておりましたが、営業担当者に同行し、提案が直に受け入れられる喜びを知りました。
設計の自由度が高く、プレハブ工法に比肩できるアイ・ホ−ムの構造力で、お客様の夢の住まい造りをお手伝い出来ることが私の元気の源です。
お客様の夢を大切に、私の設計力がお役に立てればと良き出会いを願っております。